何故インデックスファンドを使うのか②
本記事は私(投資の素人)の勉強で得た知識をまとめたものです。内容の正しさについては保証しかねますので、投資の際にはご注意ください。
以前の記事で説明した通り、インデックスファンドとは日経平均などの指数にあわせた値動きをする投資信託です。つまり、ある指数に含まれた銘柄は必ず持つことになります。
したがって、たとえ東電が原発事故を起こした際でも東電株を持ち続けることになります。インデックスファンドを持つことは必ず下がると分かっている銘柄を持ち続けることと言えます。
そのような欠点があったとしても、私はインデックスファンドにメリットがあると考えております。
①広範囲に分散しているため、リスクが比較的少ない
②インデックスファンドは基準が明確
の点です。
それが楽しいという方もいらっしゃると思いますが、これは精神的に辛い作業です。理由の分からないまま株価が下落することもありますし、以前は有望であると考えていた銘柄であっても、何かの弾みで無価値なものとなるかもしれません。常に自身の銘柄を確認する必要があります。場合によっては売った直後に値上がりし、損をした気持ちになるでしょう。
こうした気持ちは慣れるまでに時間がかかるでしょう。慣れるまでに心が折れてしまうかもしれません。インデックスファンドを用いれば、そうしたことを考えずにただひたすら持ち続けるだけです。
その人が信頼できるかどうかはどんな基準に基づいて投資をするのか確認することが必要となります。しかし、投資信託側は投資対象の選択基準についてあまり知らせたくないでしょう。なぜなら投資基準が外に漏れれば、その基準にそって個人で投資すれば投資信託を利用せずに儲けられることになるからです。
インデックスファンドであれば平均株価になればよいので投資セオリーはあまり気にしなくてよいと言えます。投資する人が信頼できるかどうか(儲けられる人なのか)という点を自分で判断せずにすみます。
インデックスファンドに投資して儲けられるかどうかは分かりません。とはいえ過去のデータを見ると儲けられると思います。
ここでは代表的なインデックス指標であるMSCIコクサイ指数を紹介します。これは日本をのぞく先進国各国の時価総額上位約90%をカバーするインデックスです。
銘柄などはこちらiシェアーズ MSCI コクサイ ETF (TOK): 概要
価格のグラフはこちらMSCI コクサイ・インデックス チャート MXKO - Bloomberg
この指数に連動するインデックスファンドを選ぶことで世界各国に分散できるため、どこかの国で暴落が発生してもリスクはある程度カバーできると思われます。ここ5年は様々な出来事が世界で起こりましたが、グラフをみると成長し続けていることが分かります。
世界経済は今後も発展していくでしょう。株式投資をすることでその利益は得られると考えております。そのための工夫としてインデックスファンドは一つの有力な選択といえるでしょう。